“親の中には、「なんで子どもにスマートフォンが必要なの?」という方と、「子どもだからこそスマートフォンは必要」という見方が存在します。
実際に、「平成30年度版の青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果」を参考にすると、子どもとスマートフォンの関係が、昔に比べて密接になっていることがわかります。
まず、子どもの多くはスマートフォンを所持している・・・と言われていますが、実際は「2人に1人がスマートフォンを所持している」だけなので、それほど多くの子どもがスマートフォンを所持しているわけではありません。先ほどの調査結果を参考にすると、約46%の子どもがスマートフォンを所持しているだけで、その他の子どもについては、「まだインターネットは早い」という親の了見で、購入を控えているケースが目立つのです。
ただ、先ほどの話は小学生とスマートフォンの話なので、子ども全体でスマートフォンをあまり所持していないわけではありません。中学生になると70%以上がスマートフォンを所持しているとされ、高校生になると、さらに多くの人がスマートフォンを所持するようになるのです。
これは、小学生高学年から「社会生活に慣れさせる目的でスマートフォンを与える」親が増えてきたからです。そのため、スマートフォンデビューは小学生に多い・・・というのは、こちらの事実を知っていると本当のことであることがわかるでしょう。
ただし、子どもの多くが自由にスマートフォンを選んでいるわけではありません。親としてもプラン料金などを節約したいため、子ども用のスマートフォンは「子ども用端末」から選んでいることが多いです。
社会人のように専用端末を所持している割合では、子どもの場合は約36%とされているので、多いようで多くありません。今では、スマートフォンが安くなったと言われていますが、それでも、端末代金のみで3万円台のものが多い状況です。
子ども用端末であれば2万円以内で購入できるスマートフォンが多いので、このような状況になっているにもうなづけます。
また、子どもにとってのスマートフォンの価値ですが、「動画視聴やゲーム」によって、その価値が高まっている状況です。スマートフォンはアプリインストールのみでゲームを楽しめたり、無料で動画視聴できるサービスが多いため、このような状況になっています。
ちなみに、子どもの70%以上がスマートフォンを通じてゲームを楽しんでいるため、親としては、「遊び目的でスマートフォンを持たせたくない」という意見が増えてきました。最新スマートフォンでは、このような声を汲み取って、親のほうでスマートフォンを使用できる時間を制限できる、もしくは、子どもがどんなアプリをどれだけ使用しているのか確認できる、そんなサービスも導入しています。
他にも、スマートフォンを通じて知らない人とコミュニケーションを取れるなど、スマートフォン特有のストレスについても、親のほうで制限することが可能です。”スマートフォンメモリ

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