木 12 6月, 2025
●ProRAW解説
〇iPhoneカメラProRAWとは?
標準のRAWフォーマットの情報とiPhoneの画像処理が組み合わされて、さらに高品質になったのがAppleProRAWです。露出やカラー、ホワイトバランスなどを調整するときに、これまで以上に繊細な調整が可能です。
〇ProRAWのメリット
従来のカメラ以上に、美しく精度の高い写真撮影が実現しています。使い勝手もよく、写真撮影すれば、iPhoneだけで現像まで可能。RAWはiPhone上でそのまま表示できて、第三者と共有するときにも簡単です。
〇Apple ProRAWで写真撮影したい!
対応しているモデルで、カメラを使ってProRAWでの写真撮影が可能となります。ポートレートモードは対応していないので、注意が必要です。
●ProRAW使い方の解説
①設定する
対応しているモデルを使うことが前提です。対応モデルのスマートフォンで、「設定」アプリを開きましょう。そこから「カメラ」を選択し、「フォーマット」に移行してください。「AppleProRAW」をオン設定にします。ファイルサイズは大きくなるため、容量が少ないような場合は注意してください。
②AppleProRAWで写真撮影する
対応しているモデルで、「カメラ」を開きましょう。「RAW オフ」ボタンを押して、「ProRAW」をオン設定にします。そして、写真を撮影してください。設定を保持したい場合は、「設定」から「カメラ」を選びましょう。そこにある「設定を保持」を選択すれば、完了です。
●解像度とフォーマットの変更
解像度とフォーマットを変更したい場合は、「設定」から「カメラ」を選んで、「フォーマット」をタップしてください。「ProRAW」を、オンにしましょう。「プロデフォルト」を選んで、「HEIF(最大)」、「ProRAW 12MP」、「ProRAW(最大)」のいずれかを選択します。
●ProRAWが活躍する時
〇暗いところ
カフェの暖色系の照明や、暗がりの場所では写真撮影が難しくなってしまいがちです。どうしても暗くうつったり、本来の色彩を引き出せないのです。結果、どこかやぼったい素人感のある写真に…。このiPhoneカメラはそのようにしか撮影できない、と諦める必要はありません。ProRAWと組み合わせれば、納得の一枚に仕上げられます。細かな調整にこだわりたいなら、RAWデータが編集できるアプリを活用しましょう。さらに繊細な微調整が可能となるため、写真撮影の幅が広がります。
〇被写体が暗い時
背景や風景は綺麗に撮影できているのに、肝心の被写体が暗くうつってしまったことありませんか?被写体の顔が暗くて表情が見えないような場合でも、ProRAWが役立ちます。組み合わせて別アプリで編集すれば、顔も鮮明に浮かび上がってくるでしょう。「Adobe Lightroom」などのアプリが使いやすくておすすめです。
●ProRAWまとめ
以上、ProRAWについてお話ししました。iPhoneカメラは、進化し続けています。新機能を利用することで、簡単にプロレベルの写真撮影が可能となっているのです。こだわりの設定にすれば、より納得のいく質の高い1枚に仕上がるでしょう。こちらの記事が、iPhoneでの写真撮影の参考になれば幸いです。