物流大手の福山通運(広島県福山市)は10月から順次、日曜日の荷物の集荷・配達を取りやめることを9月21日に発表しました。人手不足が深刻で働き方改革も叫ばれる中、トラック運転手が休みやすい環境を作り、人材確保につなげることを狙います。日曜を配達の定休日とするのは、物流大手では初の取り組みです。福山通運の担当者によると、新規顧客からの日曜集荷・配達の受注は10月に停止し、現在取引がある顧客に対しては2019年1月から日曜のサービスをやめます。福山通運における通常配送の日曜配達の売上高は配達全体の1%程度で、運転手や仕分け作業員の稼働効率が平日と比べて低かったこともあり、中止に踏み切りました。なお、チャーター便や引っ越し、ルート配送など一部のサービスは日曜日の配達を継続します。事前に計画が立てやすいサービスに絞ることで、人手の確保を図ります。支店・営業所への荷物の持ち込みや引き取りについても、一部の支店・営業所を除いて日曜日も対応します。

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