スマートフォンをコンピュータの入力装置にするという逆転の発想から生まれたのが、今回採り上げたFlickTyper BT(フリックタイパー・ビーティー)です。BTは無線規格のBluetoothの略で、スティックメモリのような本体を、パーソナルコンピュータ(MacもWindowsも可)のUSBポートやUSBハブに差し込み、使い慣れたスマートフォン(iPhoneもAndroidも可)からペアリングすれば、ドライバソフトなどのインストール不要で、すぐに利用することができます(MacではANSIキーボードとして認識させ、Windowsでは入力方式に純正のMS-IMEを選択)。スマートフォン側の指の動きで、コンピュータ上のあらゆるアプリの文字やショートカットキーの入力、ポインタの移動まで可能になるのは不思議な感覚ですが、すでに慣れた操作なので、練習すらほとんど必要ありません。しかも、スマートフォンの予測変換機能がそのまま利用できるため、かなりスピーディに文章を作成できるのです。

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